【120日目】違いとは何か、誰のための違いなのか
泊まっているホステルにヨーロッパの人がいた。
とてもかっこいい顔立ちで、One Directionのメンバーをみてるかのようだった。
その時に、その人たちに対して引け目を感じている自分がいた。
英語もうまく喋れない、そのことに対して勝ち負けでもないのに負けたような感覚になった。
日本にいると英語を喋れる人はかっこいいだとか、欧米に対する憧れがなんとなくだがあると思う。
無意識のうちに、人種なのか、顔立ちなのか、肌の色なのか、母国語なのか、何かの要素で、自分は劣った民族だと思ってしまうのかもしれない。
そう思えたのも、本意ではないが、逆の立場を自分が感じていたからだ。
東南アジアに来れば、日本人はちやほやされる。
以前フィリピンにいた時も、今回タイに行った時もそうだった。
それはお金を持っているからなのか、国が発展しているからなのか、日本人はすごいって言ってくれる。
もともと、日本にいる時から、東南アジアは日本よりも発展途上で、街並みもまだまだ綺麗ではなく、スラム街もある国々なんだって思ってた。
実際、そう思っていることは間違いではなくて、事実なのだが、それだけなのに、なぜか東南アジアの彼らよりも日本人の自分たちの方が優れていると無意識に思っている自分がいた。
多分、多くの日本人に当てはまるのではないかと思う。
同じように、西洋人に対しては、引け目を感じる日本人も多いのではないか。
別に、国籍が違うからと言って、どちらが優れている劣っているということはない。
同じ血の通った人間だ。
なのになぜ。
なぜ、そう思う。
誰がこう思わせた。
誰かがいけないわけではないのに。
この現実にとても苛立ちを覚える。悔しい。
なぜ、日本はアメリカに対してペコペコ頭を下げるのか。
なぜ、日本人は東南アジアの国々に対して大きな態度をとるのか。
欧米人に対して、引け目を感じた自分嫌だ、、、
と書こうとしたけど、それすら受け入れよう。
そう思ったのは事実なのだから。
こんなことを考えてる東南アジア周遊旅でした。笑